不思議のメダイについて詳しくは「不思議のメダイについて」をご覧下さい。
御聖体と聖母の使徒の純銀製不思議のメダイについては「聖ヨゼフのロザリオ」をご覧下さい。
アルミ製不思議のメダイをご希望の方は「不思議のメダイ(奇跡のメダイ・アルミ製)をお送りいたします」をご覧下さい。
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「猛嵐となり空が暗くなったとしても、我々はそのために狼狽しないのである。我々がマリアのうちに信頼し奉るならば、いとも力強き童貞においてこの様に認識するのである。"この御者は貞潔なる御足で、蛇の頭を踏み砕かれた。"」(教皇聖ピオ10世)
現在販売される「不思議のメダイ」の一部には、祝せられた童貞によって規定されたデザインを改変、もしくは省略したものが見受けられます。ここではこうしたメダイについて考察したく思います。
<聖母より与えられた本来のメダイのデザイン>
正式な不思議のメダイのデザイン(フランス語の祈り)
御聖体と聖母の使徒の純銀製不思議のメダイ
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正式なデザインの不思議のメダイ(英語のお祈り)
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御聖体と聖母の使徒の純銀製不思議のメダイの拡大写真 表面 裏面 (正確なデザインを確認してください)
原罪なくして宿り給いし聖マリア、御身に依り頼み奉る我等の為に祈り給え。
(表)聖母の御姿は「無原罪の聖マリア」です。楕円形のメダイの周囲は「O MARIE CONCUE SANS PECHE PRIEZ POUR NOUS QUI AVONS RECOURS A VOUS」、
もしくは英語で
「O MARY CONCEIVED WITHOUT SIN PRAY FOR US WHO HAVE RECOURSE TO THEE」
と祈願があります。フランス語、もしくは英語のものが一般的ですが、それ以外のものも時折見られます。開かれた御手の宝石を散りばめた指輪からは光線が発せられています。マリアの御頭の周囲には星の冠があり、御足下の球は地球(全世界)を表し、御足に踏み砕かれた蛇は悪霊を意味します。御母マリアの御顔はやや右向きで、横顔やうつむいたものではなく、また"のっぺらぼう"でもありません。
(裏)”M"はマリアの御名の頭文字です。”I”の横木は「Immaculata(無原罪の)」です。十字はキリストの十字架です。12の星は教会のシンボルであり、また御母マリアを示しています。右下の心臓は苦しみの剣で刺し貫かれたマリアの御心であり、左下の心臓は人々の救いのために、茨のとげで傷つけられたイエズスの聖心です。
<以前より出回っている"改変不思議のメダイ"の実例>
(表面)
これらの写真は現在見られますデザインを改変されたメダイです。規定されたデザインの一部を省略したものから、大きく改変したもの、変形させたものまで様々ですが、これらは全て「不思議のメダイ」として販売されています。見えにくい写真もございますが、祈願の省略や、開かれた御手からの光線や御頭の周囲の冠、御顔の状態、御足下の地球や蛇の存在の有無などが御比較頂けるかと思います。
また御足が蛇を踏まれていないものや、御手が開かれていないものなども報告されています。
(裏面)
大手テレビ局の販売する不思議のメダイの裏面
なぜわざと正確でないこのようなデザインにしたのでしょうか?
下の二つの★は二つのみ心の下にあるべきですので改変されていると言えます。残念です。
大手テレビ局の販売する不思議のメダイの表面
美しい彫刻なのですが正式なデザインの不思議のメダイとは言えないようです
お祈りはフランス語のようです。表面の本来あるべき1830年の刻印の部分にFranceの刻印があるようです。
これは聖母マリア様の指示された正式なデザインではありませんので入手することはお勧めできません。
(残念ですが手に入れた方はカトリック教会で神父さまの祝別を受けて身につけてください。)
裏面です。こちらも写真がやや不鮮明でありますが、星の種類や配置の違い、聖心と御心のデザインの改変などがおわかり頂けるかと思います。また星の数の違うもの、星の上下や配置が異なるもの、十字架やMの文字とその角度、聖心と御心を取り除いたメダイも報告されています。
これらの様な改変されたデザインのメダイは一概に「不思議のメダイ」ではない、と断定する事は出来ませんが、本来の規定とは異なっており、注意を促すものです。
またこうしたものへの規定された対処法は無く、これらに対する判断や扱いは個人に委ねられています。
不思議のメダイは表面・裏面共に聖母マリア様の指示されたデザインに正確に一致するものを手に入れて、ローマ・カトリック教会の司祭様(修道士やシスター、平信徒は祝別できません)の準秘蹟としての祝別を受けて身につけるようにすることを強くお勧めします。(販売されている不思議のメダイは通常祝別されていません。=祝別をしてあるものを販売することはできません。)