御聖体と聖母の使徒トップページへ    聖人の歩んだ道のページへ     不思議のメダイのページへ    聖ヨゼフのロザリオのページへ



六四  ペトロは、イエズスを知らないと言った




 イエズスさまが衆議所でしらべられていらっしゃる間、下役人たちは、寒いので焚き火をしてあたっていました。ペトロは、ことの成り行きを見届けようとして、その中に入ってあたっていました。すると一人の女中がその顔を見て、「おまえもイエズスといっしょにいたではないか」ととがめました。ペトロは、それをうち消して、「おまえは何を言っているのか、私にはわからぬ」と言いました。そう言って入り口のほうに出かかると、ほかの女中がペトロを見て、「この人はナザレトのイエズスといっしょにいた」とまわりの人々に言いました。ペトロはまた、「こんな人は知らない」とうち消しました。一時間ほどたって、またペトロが中庭に入ってくると、こんどは、大祭司のしもべが、「たしかにこの男はイエズスたちの仲間だ、この男もガリラヤ人なのだから」と言いました。ペトロは、「私にはあなたの言っていることはわからない」と固く言いはりました。ちょうどその時ににわとりが鳴き、そこをひかれて行くイエズスさまがふりむいて、ペトロを見つめられました。ペトロは、「おまえはきょう、にわとりが鳴く前に、三度、私を知らないと言う」とおっしゃった事を思い出し、そとへ出て大声で泣きました。


一 罪に陥る機会を避けなければなりません。


二 どんな場合でも、自分の信仰を示すことを恥ずかしいと思ってはなりません。


次へ      前へ戻る      聖教の本 目次へ