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ピエタ




御悲しみの聖母像



私の神よ、どんなに私はあなたを愛していることでしょう!


幼きイエズスの聖テレジア




聖霊来たり給え                                                   イエズス、マリア、ヨゼフ



IMPRIMATUR

Joseph A. Misue, Bishop of Hiroshima




読者へ


 この祈りの本は、より多くの恩寵を得て神によりよく仕えるため、特に神の限りない善と慈悲についてのぼう大な、ほとんど利用されていない資料、すなわち預言的啓示にもとづき、われわれのローマ・カトリック信仰の緒真理に科学的方法を適用するための試みです。


「預言的啓示についての疑問に関しては、教皇が唯一の審判者である!」

              教皇レオ10世(1513年 第5回ラテラン公会議)





奉献

 祝された処女は「あなたがたは私を愛し、他の人達にも私を愛するようにさせなさい」と言われました。

 ピエタの祈りの本のこの改訂版は、御身、親愛なるエフェゾの婦人に御身の御昇天を讃える愛の行為として捧げられています。

 「わが元后、わが御母よ、私は全く御身のものであり、私が持つ一切は御身のものです。」



目的



 聖書は「絶えず祈れ」と言っています。十字架の聖パウロは、「祈りを怠る時、われらは滅びへの大道に入る」とかきました。
 アレクシス・カレル博士は「もしあなたが祈りの習慣をつけるなら、あなたの人生は深い変化を受けるだろう」とかきました。
 科学者として、彼は神との会話はすべての技術の中の技術であるとして、人間の最高の行為である祈りに心を向けました。
 このピエタの祈りの本が毎日の祈りの生活を増すことを望むすべての霊魂の精神的道具とならんことを。
 ロレートの聖なる家を運んだ親愛なる天使たちが、この本を毎日のロザリオの祈りの後でさらに祈ることを望むすべての人々のもとへ運ばんことを。




至聖なるイエズスの聖心、われらをあわれみ給え。

聖マリアの汚れなき御心よ、われらのために祈り給え。



IMPRIMATUR                                                             NIHIL   OBSTAT

Francis Cardinal Spellman                                                         John M.A. Fearns, S.T.D.,P.A
          Archbishop New York                                                                Censor Liborum               



わが主が、スエーデンの聖ビルジタに
ローマの聖パウロ教会で啓示し給うた15の祈り

教皇ピオ9世により認可された祈り

スウェーデンの聖ビルジタへのすばらしい御約束



 教皇ベネディクト15世は、聖ビルジタの啓示について、次のように言われた。

 「このような啓示の認可は、慎重な調査の結果、それらを信者のための資料として出版してよいということのみを意味する。
 これらの啓示は、宗教上の諸真理に対するのと同様な信頼には値しないが、人はそれらの確実さに応じた慎重さをもって、またそれらを敬虔に信ずるための十分な動機に支えられて、人間的信仰から、それらを信ずることが許される。」
    (Les Petis Bollandistes XII)


 1303年6月14日、ビルジタが生まれた時刻に、ラスボの助任司祭ベネディクトは、インゲボルデ(ビルジタの母)の仕合わせな出産を祈り求めた。突然かれは自分が光りかがやく雲にとりかこまれているのに気づいた。その雲の中から聖母がお現れに、次のように言われた。
 「ビルゲル家に一人の子供が生まれました。彼女の声は全世界によって聞かれるでしょう。」

 Sagii, die XXIV  Aprolis  1903
 Imprimatur, F.J. GIRARD, V.G.


 これらの祈りとこれらの約束とは、トゥールーズで1740年に印刷され、それらを広めるについての認可と許可と推薦を受けた聖地の使徒的宣教会であるイエズス会のP.アドリン・バルヴィリエ神父によって出版された書物から転載された。


 幼い子供たちに少なくとも一年間これらを読み聞かす両親たち、教師たちは、彼等の五官の一つの喪失を含む重大事故から一生涯彼等が守られることを確実にするであろう。


 教皇ピオ9世は、1862年5月31日、それらが真であり、また霊魂に有益であると認めて、序文と共にこれらの祈りを認可した。

 教皇ピオ9世のこの宣言は、この祈りをとなえたすべての人々における約束の実現と、神がそれらの正確な真実性が知られるよすがとなることを欲したもうた無数の超自然的事実によって確かめられて来た。これらの祈りを含む小冊子のコレクションは1863年8月22日にマリンズの大会議により認可された。


 問 ー 特権を手に入れるには、人はこの祈りを中断なく毎日となえねばならないか?

 答 ー なるべく中断せぬようにせねばならない。しかし、もし重大な理由のためにやむを得ずとなえない日があっても、その一年間(必ずしも1月1日から始まる一年間でなくてもよい)に5480の祈りをとなえるかぎり、特権は失わない。人は献身的に、かつ発音する言葉に集中心をもっていのらなくてはならない。
 (定められた回数を満たすためには、毎日祈るとして、ある年のある月日から翌年の同じ月日まで、366日間祈ればよい。 ー  15X366=5490日>5480)

 これらの祈りは「十字架の道行き」としても役立てられる。


 ローマの聖パウロ教会を訪れる人々は、聖ビルジタがわが主からこれら15の祈りを受けたときその前にひざまづいた、ピエル・カルヴァリー二によって彫刻された磔刑の御像を、聖なる秘蹟の礼拝堂内の御聖櫃の上に見ることができる。次のような題辞が、そのできごとを顕彰するために教会の中におかれている。

 ”Pendentis, Pendente Dei verba accepit aure accipit et verbum corde Brigitta Deum.
Anno Jubilei MCCCL."

 (懸けられた神の言葉を耳で受け、かつ懸けられた御言葉なる神を心でビルジタは受けた。
   1350年の聖年。)


 聖ビルジタは長らくわが主が御受難の間に受け給うた強い打撃の数を知りたいとのぞんでいたので、主はある日彼女に現れ言い給うた、
 「私は体に5480回の強打を受けた。もし汝が何らかの方法でそれを賛美したいなら、15の主祷文と15の天使祝詞を、次の祈りとともに(それを主は彼女に教え給うた)まる一年間となえるがよい。その年が終わると、汝はわが傷の悉くを賛美したことになる」と。


 主は、聖ビルジタの15の祈りを一年間となえる者すべてに、次のことを約束なさった。







約束



1. 私はかれの血統の中から15の魂を煉獄から救う。

2. かれの血統の15の魂は聖寵の中に固められ、保たれる。

3. かれの血統の15人の罪人は改心する。

4. これらの祈りをとなえる者は、誰でも完徳の第一段階を達成する。

5. かれの死の15日前に、わたしはわが尊き聖体を、かれが永遠の飢えからのがれうるために与えよう。かれが永遠に渇かないよう、飲むためにわが聖血をかれに与えよう。

6. かれの死の15日前に、かれは犯した罪のすべてに深い悔悟を与え、それについての完全な認識をもつ。

7. 私はかれの敵の攻撃に対する助けと防衛のために、かれの前にわが勝利の十字架の印をおく。

8. かれの死の前に、私はわが最愛の聖母とともにやってくる。

9. 私は恵み深くかれの魂をうけ、永遠の喜びに導く。

10. そこへ導いたのち、私はかれにわが神性の泉から、特別な一飲みを与えよう。それは、私の祈りをとなえなかった者には与えない或るものである。

11. 30年死すべき罪(大罪)の状態に生きていた者、しかしながら熱心にこれを祈る者、あるいはこれらの祈りをとなえる意向をもつ者は誰でも、主がかれのすべての罪をゆるすということを知らせよ。

12. 私はかれを強い試み(誘惑)から防ぎ守る。

13. 私はかれの五官を保ち見はりする。

14. 私はかれを急死から守る。

15. かれの霊魂は永遠の死から救われる。

16. かれは、神と聖母から、のぞむすべてを手に入れる。

17. もし、かれが一生好き放題をして次の日に死ぬことになっているなら、かれの生命はのばされる。

18. これらの祈りをとなえるたびに、かれは100日の免償を得る。

19. かれが天使達の最上の階級に加えられることは確実である。

20. これらの祈りを他に教える者は誰でも永遠につづく絶えざる喜びと功徳をもつ。

21. これらの祈りが言われ、あるいは未来において言われるであろう場所に、神はその恩寵とともにまします。




第一の祈り



主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズス・キリスト!御身を愛しまつる者にとりて永遠の甘美、あらゆる喜びと望みを超ゆる喜び、すべての罪人の救いにして希望よ、人々への愛のため時みちて人の性すらとり給いつつ、人々の中にいまさんことよりも大いなる望みを持ち給わざりし御者よ、永遠の昔より神の御計画の中に命ぜられ定められしごとく、御身が御やどりの瞬間より、なかんずく御身が御受難の間に、耐えしのび給いしすべての苦しみを思い出で給え。

 思い出で給えああ主よ、御身の弟子達との最後の晩さんの間、彼等の足を洗い給いて、御身は彼等に御身のいと尊き御体と御血を与え給い、それとともに優しく彼等を慰め、かつ来るべき御受難を彼等に知らしめ給いしことを。

 思い出で給え、「わが魂はいたく愁えて死ぬるばかりなり」とのたまいつつ、みずから証言を与え給いし時、おんみずからの魂のうちに味わい給いし悲哀と辛苦をば。

 三たび祈り給いし後、御身が若さの花の間、また荘厳なるすぎこしの季節の間に、御身の弟子なるユダの裏切られ給い、御身が選びひきあげ給いし民族の人民により捕らえられ、いつわりの証人によって告発され、三人の裁判官によって不正に審かれ給いし時、磔刑の苦しみに先立ちて御身が繊細なる御体のうちにこうむり給いし、すべての恐れ、悶え、痛みを思い出で給え。

 思い出で給え、御身が衣をはがれ、嘲笑の衣を着せられ給いしことを。御身の御顔と御眼とにものをかぶせられ給いしことを。打たれ、いばらの冠をかぶせられ、御手に葦を持たせられ給いしことを。柱に縛られ、打撃をもってうちくだかれ、侮辱と暴行によって打ちのめされ給いしことを。

 御身の十字架上の御受難の前に耐えしのび給える、これらすべての苦痛と御受難を思い出で給いて、わが死する前、まことの痛悔、真摯にして完全なる告白、わがすべての罪のふさわしき償いと赦免を、われに与え給わんことを。アーメン。






第2の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!天使等のまことの自由、喜びの楽園よ。御身の敵共が、怒れる獅子のごとく御身をとりかこみ、幾千の侮辱、唾、むち打ち、掻き裂き、その他の未聞の残酷によりて、意のままに御身をさいなみまつりし時、御身の耐えしのび給いし恐怖と悲哀を思い出で給え。これらの責め苦と侮辱の言葉を思い出で給いて、ああ救い主よ、願わくはわれを、わがすべての見ゆる敵と見えざる敵より救い、御身の御保護のもとに、永遠の救いの完成にいたらしめ給わんことを。アーメン。
 








第3の祈り


 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!何ものも取りまくことも制限することも能わざる天地の創造主よ、万物を御身の愛の力のもとに包み保ち給う御者よ、ユデア人等が御身の聖なる御手と御足を、大いなる鈍き釘もて一撃また一撃と十字架に釘づけにし、しかもなお彼等の怒りを鎮むるに足るほどいたわしき状態ならずと見るや、さらに御身の御傷を広げ、苦しみを加え、名状し難き残虐をもって御身の御体を十字架にひきのべ、あらゆる側より引き張り、かくて御身の関節をはずしまつりし時、御身の耐えしのび給いし、激甚の苦痛を思い出で給え。

 われ御身に乞い願う、ああイエズスよ、このいと聖にして愛深き十字架の御苦難の記念により、御身をおそれ、御身を愛する聖寵をわれに与え給わんことを。アーメン。







第4の祈り




 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!われらの傷を御身の傷もていやし給わんがため、十字架に高くあげられ給いし天国の医師よ、御身のこうむり給いち打ち傷と、御身が苦痛にまさる苦痛はかつてなきまでに腫れ上がりたる、御身がすべての四肢のいたつきを思い出で給え。御身が御頭の冠より、御身が足裏にいたるまで、御身が御体の上には、さいなまれざりし一箇所とてなかりき。しかるにかかるすべての苦しみを打ち忘れ給い、御身の敵共のために「父よ、彼等をゆるし給え、彼等己のなすことを知らざればなり」とて。天の御父に祈ることをとどめ給わざりき。

 この大いなる御慈悲により、かつ御苦難の記念により、御身のいと激しき御受難が、われらの中に、完全なる痛悔と、われらすべての罪の赦しとをもたらすことを得せしめ給え。
アーメン。









第5の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!永遠の輝きの鏡よ、御身の神性の光の中に、御身の聖なる御受難の功徳によりて救わるべき者の予定を想い給いつつ、同時に自らの罪の故に断罪さるべき、神に見放されたる大群衆をみそなわし、これら望みなき、失われし不運なる罪人につき激しく嘆き給いし時に、御身の味わい給いし悲哀を思い出で給え。

 この共感とあわれみの深みにより、またなかんずく御身が善き盗賊に、「今日汝われとともに楽園あるべじ」と、のたまいしとき示し給いし善によりて、われ御身に乞い願う、ああ甘美なるイエズスよ、臨終の時にあたり、御身のわれに慈悲を示し給わんことを。アーメン。







第6の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!愛すべき、いと願わしき王よ、衣をはがれ、ありふれたる罪人のごとく、十字架上に釘づけられ挙げられ給いし時、御身の忍び給いし悲しみを思い出で給え。折りしも御身が断末魔の間御身のかたわらにとどまり、マリアに向かい「婦人よ、汝の子を見よ!」聖ヨハネに向かい「子よ、汝の母を見よ!」とのたまいしとき御身の忠実なる弟子に委託し給いし。御身の最愛の聖母のほかは、御身がすべての親族および友人は、ことごとく御身を見捨て奉りたるなり。

 われ御身に願い奉る、ああわが救い主よ、御身の聖なる御母の魂を貫きし悲しみの剣により、わが心身のすべての懊悩と苦難において、われをあわれみ給わんことを、かつわがすべての試みにおいて、とくにわが臨終の時に、われを扶け給わんことを。アーメン。










第7の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!人類の救いへの渇きに苦しみ、深き愛の身ぶりもて十字架上より「われ渇く」とのたまいし。尽くることなきあわれみの泉よ。われ御身に願い奉る、ああわが救い主よ、われらのすべての行いにおいて完徳におもむかんとする望みを、われらの心に燃え立たしめ給わんことを。かつ肉の欲と、現世の欲の灼熱を、われらのうちに消し去り給わんことを。
アーメン。









第8の祈り


 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!心の甘美、精神の喜びよ、われらへの愛のために十字架上にて味わい給いし酢と胆汁の苛烈によりて、願わくはわれらの魂のいやしと慰めに役立つよう、われらの生くる間、またわれらの臨終に際し、御身の尊き御体と御血を、ふさわしく受け奉る恵みを与え給わんことを。アーメン。









第9の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!鴻大の徳、心の喜びよ、死の接近に際し、苛烈さの大海に投げ込まれ、ユデア人等に侮られ凌辱され、「わが神、わが神、なんぞわれを捨て給いしや」とて、御父に見捨てられ給いしことを大声に呼ばわり給いし時、御身の耐えしのび給いし苦しみを思い出で給え。

 この御苦しみによりて、われ御身に願い奉る、ああわが救い主よ、わが死の恐怖と苦痛の中にわれを打ち捨て給わざらんことを。アーメン。








第10の祈り


 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!あらゆる事物、生命、徳の始めにして終わりなる御者よ、われらのため御足裏より御頭の冠にいたるまで、苦難の深淵に投げ込まれ給いしことを思い出で給え。御身の御傷の極悪なるを思い給い、御身を愛する者にとりては広くして易き、御身のいましめを、純なる愛もて守ることをわれに教え給え。アーメン。








第11の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞
 
 ああイエズスよ!慈悲の深淵よ。願わくは御身の御骨の髄まで、また御身の存在の深きまで貫きし御身の御傷の記念として、己が違反によりうちひしがれしみじめなる罪人われを罪より引き離し給い、われに向かい正しくもいら立ち給える御身の聖顔よりわれをかくし、御身の御怒りと義しき御憤りの過ぎ去るまで、御傷の中にわれをかくし給わんことを。アーメン。









第12の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!真理の鏡、一致のかたどり、慈愛のたいまつよ、御身が御頭より御足までおおわれ給い、尊き御血のしたたりによって裂かれ朱に染まりし、おびただしき御傷を思い出で給え。われらへの愛のため、御身が至純なる肉のうちにこうむらせ給いし、ああ偉大にして宇宙的なる苦痛よ!甘美なるイエズス!われらのためになし得たまいしことにして、御身のなし給わざりしものありしや。御身の御受難の忠実なる回想によりてわが魂のうちに御身の御苦難の果実が新たにされんことを、また御身を永遠において見奉るにいたるまで御身の愛が日毎増大せんことを、御身、わが天国において賜ることを乞い願い奉るすべてのまことの善とすべての喜びの宝庫にまします御者、ああ甘美なるイエズスよ。アーメン。









第13の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!強き獅子、不死にして無敵なる王よ、御身のすべての力が心身ともに全く尽き果て、「事終わりぬ」とのたまいて頭を垂れ給いしとき、御身の耐えしのび給いし苦痛を思い出で給え。この御苦しみと御悲しみにより、わが心いたくわずらいわが魂の悩まん臨終の時にあたり。御慈悲を垂れ給わんことを、われ御身主イエズスに乞い願い奉る。アーメン。








第14の祈り


 主祷文 ー 天使祝詞

 ああイエズスよ!御父の御独り子、その本体の輝きにして似姿なる御者よ、「父よわが魂を御手にゆだね奉る」とのたまいて、御身の魂につきて永遠の御父になし給いし、単純にして心貧しき推挙をば思い出で給え。かくて破れ果てし御身体、くだかれし御心、かつわれらをあがなわんとて開かれし慈悲のはらわたもて御身はこときれ給いしなり。この尊き御死去により、われ御身に乞い願い奉る、ああ諸聖人の王よ、われを慰め給わんことを、悪鬼と肉と世に抵抗せんためわれを扶け給わんことを、かくてこの世に死し、御身のためにのみ生くるを得んことを。われ御身に乞い願い奉る、わが臨終の時にあたり、御身に帰り行く巡礼にしてちくたくの身なるわれを受け入れ給わんことを。アーメン。








第15の祈り



 主祷文 ー 天使祝詞



 ああイエズスよ!まことの、みのり多き葡萄の樹よ!御身が聖なる御体より、酒槽の中なる葡萄の房より出づる汁液のごと、惜しみなく流し給いし御血の、沢なる流出を思い出で給え。

 兵士により槍にて貫かれ給いし、御身の御脇腹より、御身体の中に一滴とて余すところなくなるまで、御血と水はほとばしり、かくてついに、十字架の頂きにあげられし没薬の束のごとく、御身が繊細なる肉は破壊され、御身が御身体のまことの実質はしなび、御身が御骨の髄は乾き果てたり。

 この激しき御受難により、また御身の尊き御血の流出により、われ御身に願い奉る、ああ甘美なるイエズスよ、われ臨終の断末魔にあるとき、わが魂を受け入れ給わんことを。
アーメン。






むすび



 ああ甘美なるイエズスよ!わが痛悔と愛の涙が昼も夜もわが糧となるよう、わが心をさし貫き給え。われ全く御身に帰依し、わが心は御身が不断の棲家となり、わが会話は御身の御心にかない、わが生涯の終わりはほむべきものとなりて天国に値し、そこにて御身が諸聖人とともにとこしえに御身を賛美しまつらんことを。アーメン。






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”アヴェ・マリア・ステラ”を歌う人々への御約束


 ローマでのある暴動のとき、聖ビルジタの住家へ暴徒が来て、その中の首謀者の一人がビルジタを焼き殺そうと話していた。彼女は安全を求めて逃げるべきかどうかを知るため、わが主に祈った。主イエズスは彼女にそのまま留まるようにと助言し、次のように言われた。「彼等が汝を殺そうと謀っても問題ではない。私の力が汝の敵共の悪意を砕くであろう。私の民は私を十字架につけたが、それは私がそれを許したからである。」

 われらの祝された御母は次のようにつけ加えられた。

 「皆集まってアヴェ・マリア・ステラを歌いなさい。そうすれば私はあなた方をすべての危険から守りましょう





          Ave Maria Stella          めでたし 海の星なる君、

          Dei Mater alma,           幸いなる天の門

          Atque semper virgo,         至高なる主の

          Felix coeli porta.          とこしえに処女なる御母。



          Sumens illud ave          ああ はるかなる過ぎし日に、

          Gabrielis ore,             天使ガブリエルのたまいし

          Funda nos in pace,         エヴァの名転ぜしアヴェにより、

          Mutans Evae nomen        下界に平和を建て給いぬ。



          Solve vincla reis          砕き給え  捕らわれ人の足かせを、

          Profer lumen caecis        注ぎ給え  光を盲いたる眼に、

          Mala nostra pelle,         われらのすべての病を追い払い、

          Bona cuncta posce.        あらゆる至福を懇願し給え。




          Monstra te esse Matrem     示し給え  御身が母なるを、

          Sumat per de preces        捧げ給え  彼にわれらの嘆息を、

          Qui pro nobis natus        御身を軽んずることなく

          Tulit esse tuus           われらのために人となり給いし彼に。




          Virgo singularis           すべての処女の中の処女よ、

          Inter Omnes mitis          導き給え  われらを

          Nos culpis solutos         御身のかくれ家に、

          Mites fac et castos         やさしき者達の中の最もやさしき者、
                               われらを純潔にしてやさしき者となし給え。




          Vitam presta puram         助け給え  われらのか弱き努力を、

          Iter para tutum,           われらなお旅路にある故に。

          Ut, videntes Jesum         至高なる天において

          Semper collaetemur        御身とイエズスとともに

          Sit laus Deo Patri,         われらが永遠に喜ぶその日まで。

          Summo Cristo decus        全能の聖三位、

          Spiritui Sancto:           聖父、聖子、聖霊に、

          Tribus honor unus         唯一にして同一の光栄あらんことを。

          Amen.                 アーメン。








祝された処女へ



 わが元后、わが御母、われはわが身を全く御身に与え、御身へのわが熱愛を示さんがため、われは今日、御身にわが眼、わが耳、わが口、わが心、わが全存在を無条件に捧げ奉る。されば、善き御母よ、われは御身御自身のものなれば、われを御身の所属物、所有物として保ち、護り給え。アーメン。



「500日の免償」







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1900余歳の聖ヨゼフへの祈り

 ああ神の玉座の御前にいとも偉大にして強くかつ速やかなる御保護を給う聖ヨゼフ、われは御身にわが関心と望みのすべてを委ね奉る。ああ聖ヨゼフ、御身の力強き御取り次ぎによりてわれを助け、われらの主イエズス・キリストによりて、御身の神なる御子より、あらゆる霊的祝福をわがために乞い求め給え。

 かくて、ここ御身の天的御力の下に、われ、教父達の愛への感謝と尊敬を捧げ得んことを。

 ああ聖ヨゼフ、われは御身と御身の御腕の中にやすらい給う主イエズスを思いて飽くことなし。彼が御身の御心臓の近くに休み給うとき、われはあえて近付き奉らず。

 わが名において彼を抱きしめ、わがために彼の美わしき御頭に口づけし、わが臨終の息を引きとらんとき、その口づけを返し給わんことを彼に願い給え。

 聖ヨゼフ、死期の霊魂の保護者よ、われらのために祈り給え。 アーメン。


 この祈りは、われらの主イエズス・キリストの紀元50年に発見されました。1505年にそれは教皇から戦いに出ようとしていたチャールス皇帝に送られました。

 誰でもこの祈りを朗読し、或いはそれを聞き、或いはそれを運ぶ人は決して突然の死に見舞われることがなく、溺れることもなく、毒を飲んでも害を受けないでしょう。彼等は敵の手に陥ることなく、いかなる火にも焼かれず、戦いで負けることもないでしょう。


 この祈りをあらゆる場所で知らせなさい




                                                           Imprimatur
                                                           Most Rev. George W. Ahr
                                                           Bishop  of  Trenton


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イエズスとマリアに光栄あれ


 使徒聖パウロが福音を伝えたメシナ市にあてた、祝された処女マリアによってかかれた一書簡でその地の大祭壇の聖遺物箱に保存されているもの。


 「私、処女マリア、神のつかいめ、全能かつ永遠なる御者である神の御子イエズス・キリストのいと小さき母からメシナに居るすべての人々へ、われらの主における健康と祝福。

 あなた方はあなた方に送られた使徒達から学びました。
 あなた方は福音を受け入れ、神の御子が人となり、世界の救いのために苦難と死をお受けになり、そして彼がキリストであり真の救世主であることを認めました。

 私はあなた方とあなた方のすべての子孫達に、あなた方を私の子の御前で助けると約束し、あなた方に忍耐して下さるようにお願い致します。」

 (この書簡の写しを運ぶ人々には大きい恵みが与えられます。)

                               処女マリア、神のいと小さきつかいめ



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日々の怠りを償う祈り

 永遠の御父よ、御身に主イエズスの至聖なる聖心を、そのすべての御愛、御苦しみ、御功徳とともに捧げ奉る。

一には、わが今日および全生涯の間に犯せしすべての罪を償わんがために。
     願わくは、聖父と聖子と聖霊とに栄えあらんことを・・・・・・!

二には、わが今日および全生涯の間に悪しく行いし善を潔めんがために。
     願わくは、聖父と聖子と聖霊とに栄えあらんことを・・・・・・!

三には、わが今日および全生涯の間に行うべきに行わざりし善に代えんがために。
     願わくは、聖父と聖子と聖霊とに栄えあらんことを・・・・・・!


 死んだばかりの一人の貧しいクララ会の修道女が彼女のために祈っていた女子修道院に現れて申しました、「私は真っ直ぐ天国へ参りました。というのは。毎夕唱えましたこのお祈りによって負債を払ったからです。」

 (この祈りは告解に代用されるためのものではありません。)


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めでたし美わしきマリア

 めでたしマリア、輝かしく常に晴朗なる聖三位の白ゆり。
 めでたし、天上の歓喜の園のまばゆきばら。
 おお御身、そなたによりて神が生まれんことを望み給い、
 そなたの乳によりて天の王が養われんことを望み給いし御者!
 われらの霊魂を神の御恵みの流出によりて養い給え。アーメン。


 このように私に挨拶した霊魂が肉体を離れるとき、私は彼等に輝く美しさをもって現れ、それによって彼等は楽園の喜びの幾分かを味わい、これは彼等に大いなる慰めとなりましょう。

    祝された乙女マリアから聖大ガートルードへの御言葉
               (啓示の本   III、 第18章)



 この聖母の御絵はイタリーのある神秘家によって画かれたものです。
彼女の手は聖母によって誘導されました。

 これを持ち運ぶ人には毎日特別な祝福が与えられ、さらに人がこれを愛をもって見る毎にもう一つの祝福が与えられます。

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3つの非常に美しい祈り


 臨終の人に非常に有益であり、憐れみの業としても度々祈るべき祈り


 かつてローマに沢山の罪に取り囲まれた一人の教皇があった。
 主なる神は彼を致命的な病で打たれた。彼は自分が死につつあるのを知った時、枢機卿、司教、学者達を呼び寄せて言った。「私の親愛なる友人達よ!私が死なねばならず、私の罪のために永遠の堕地獄に値するようになった今、君達は私にいかなる慰めを与え得るか?」誰一人彼に答えなかった。彼等の中の一人で、ジョンという敬虔な助任司祭が言った。「父よ、なぜあなたは神の御慈悲を疑われますか?」教皇は答えた「死なねばならず、私の罪のために永遠の罰を受けることを恐れている今、あなたは私にいかなる慰めを与え得るのか?」

 ジョンは答えた。「私はあなたの上で3つの祈りをしましょう。望むらくは、あなたは慰められ、また神の御慈悲を得るでしょう。」
 教皇はそれ以上何も言うことができなかった。助任司祭とすべての臨席者達はひざまづき主の祈りを一回唱え、それから次の祈りを唱えた。



1.祈り

 主イエズス・キリスト!御身、神の御子にして処女マリアの子、神にして人、御身、オリーブ山上にて、この死に行く者の救いのために平和をもたらし、神なる御身の天の御父に捧ぐるため、われらのために恐れの中に血の汗を流せ給いし御者よ・・・・・・・されど、もし、彼がその罪によりて永遠の罰に値せば、そが彼より離れんことを。ああ永遠の御父よ、聖霊とともに今もいつもとこしえに生きかつしろしめし給う御身の愛子、われらの主イエズス・キリストによりてこれを叶え給え。アーメン。



2.祈り

 主イエズス・キリスト!平和をもたらし、・・・・・・・(この者)・・・を解放し、彼がその罪によりて得しものを彼よりかくすべく、御身の至聖なる死を御身の天の御父に捧ぐるため、御身の意志を全く御身の天の御父に委ね、われらのために十字架の柱の上に柔和に死し給いし御身。この願いを聞き入れ給え、ああ永遠の御父よ!御身とともに、聖霊との一致のうちに、今もいつもとこしえに生きかつしろしめし給う御身の御子、われらの主イエズス・キリストによりて。アーメン。




3.祈り

 主イエズス・キリスト!御身、預言者の口を通じて語らんがため沈黙を保ち給いし御者よ、われは御身のとこしえの愛によりて御身をわれに引き寄せ奉りぬ。その愛は御身を天国より聖母の御体内に引き寄せ、その愛は御身を聖母の御体内よりこの渇ける世の谷に引き寄せ、その愛は御身を33年の間この世に引き留めたり。また、偉大なる愛のしるしとして、御身は御身の聖なる御体を真の食物として、御身の聖なる御血を真の飲物として与え給い、偉大なる愛のしるしとして、御身は捕らわれ人となり裁判官より裁判官へと引き回されることに同意し給い、また偉大なる愛のしるしとして、御身は死刑を宣せられることに同意し給い、死して葬られ、真によみがえり、御身の聖なる御母とすべての聖なる使徒等に現れ給うことに同意し給えり。然して、偉大なる愛のしるしとして。御身は御みずからのつよさと力によりて昇天し給い、御身の天の御父なる神の御右手に座し給い、また御身は御身の聖霊を、御身の使徒等の心と、御身の永遠の愛のしるしによりて御身を望み、信じ奉るすべての人の心に送り給いぬ。

 今日、天国を開きて、この死に行く者・・・・・・・と彼のすべての罪を、御身の天の御父の王国に導き、彼を御身とともに今もいつもとこしえに君臨せしめ給わんことを。アーメン。




 その間に教皇は死去した。助任司祭は3時間目まで忍耐して待った。その時、教皇は体を持って彼に現れ、彼を慰めた、教皇の顔は太陽のように輝き、その衣服は雪のように白かった。
 そして教皇は言った。「私の親愛なる兄弟!私は亡びの子となる筈であったのに、幸いの子となった。あなたが第一の祈りを唱えた時、私の罪の多くは天国から雨のように私から落ちた。
 そしてあなたが第2の祈りを唱えた時、私は金細工師が金を熱い火の中で清める時のように清められた。あなたが第3の祈りを唱えた時、私はさらに完全に清められた。それから私は天国が開いて、主イエズスが父なる神の御右手に立っておられるのを見た。主は言われた、「来なさい、あなたのすべての罪は赦された、あなたは私の父の御国に入り、永遠にそこにとどまるであろう。アーメン。」


 これらの言葉と共に、私の霊魂は私の体から離れ、神の天使たちがそれを永遠の喜びへ導いた。


 助任司祭はこれを聞いた時言った、「おお教皇様!わたしはこれらのことを誰にも話すことができません、誰も私を信じないでしょうから。」すると教皇は言った、「真に私は言う、神の天使が私とともに立っており、これらの祈りをすべての罪人の慰めのために金の文字で書きとめた。もしある人がこの世のあらゆる罪を犯していても、これらの3つの祈りが彼の終わり(死)の時、(彼の上で)朗読されるならば、彼のすべての罪は赦されるであろう、例え彼の霊魂が最後の審判まで苦しむことになっているとしても、それはあがなわれる(解放される)であろう。

 これらの祈りが朗読されるのを聞く人は不幸な死に方をしないであろう。これらの祈りが朗読される家に住む人も同様である。それ故、確かな慰めのために、これらの祈りを取って聖ペトロの聖堂に運び、聖母の被昇天と名付けられた礼拝堂の中におきなさい。死に近づいた人が、これらの祈りを朗読するか、朗読されるのを聞くならば、彼の罪のために煉獄で苦しむことになっている日数に対し、400年の免償を得る。また、この祈りを朗読し、或いは朗読されるのを聞く人には、彼の死の時が啓示されるであろう。アーメン。




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痛悔の行い


 ああわが神よ!われはわれを地獄の苦しみに値せしむるわがすべての罪を悔い奉る。されど何にもまして、われが、全善にしてわがすべての愛に値し給う御身、わが神にそむきしことを悔い奉る。御身の聖寵により、われはわが罪を告白し、改悛し、罪に近付く機会を避け、決して再び罪を犯すまじと堅く決心し奉る。アーメン。


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祈りについての助言



 あなたの祈りはミサ聖祭の奉献(御聖体とカリスの奉挙)の際に最も強力になります。

 われわれが最も祝された御聖体を見つめる度に、天国におけるわれわれの位置は永遠に高められる。
                      (われらの主から聖大ガートルードに啓示された。)


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全世界のミサの恵みを得るための祈り


 永遠の御父よ、われらへりくだりて御身にわれらが貧しき現存と、世の初めより世の終わりまでの人類のすべての現存を、かつて祈られ、今後祈らるべきすべてのミサにおいて捧げ奉る。

 われら御身に、すべての苦痛、苦難、祈り、犠牲、生活の喜びとくつろぎを、ここ地上におけるわれらが親愛なる主イエズスのそれらと共に捧げ奉る。

 願わくは、キリストのいと尊き御血、すべての主の御血と御傷と御苦しみとが、マリアの悲しめるけがれなき御心によりてわれらを救い給わんことを。アーメン。
                      (この祈りは毎日祈り、また人々に知らせるべきである。)


 親愛なる聖フィロメナ、神への完全なる愛に導く、かの心と精神の清さをわれらのために祈り求め給え。

 神は追い求められねばならない。あなたが彼を追跡すればする程、それだけ多く彼を捕らえることができる。(マイモネデス)





ミサに参加することにより得られる恵み



1. 御ミサはカルワリオの継続である。

2. どの御ミサもすべて、我等の主の御生活、御受難、御死去の犠牲と同じ価値を持つ。

3. 聖なる御ミサは、あなたの罪の最も強力な償いである。

4. あなたが拝聴した御ミサは、あなたの臨終の時の慰めとなる。

5. すべての御ミサは審判の際あなたに伴い、あなたのために赦しを嘆願するで あろう。

6. 御ミサにおいて、あなたはあなたの熱心さに応じて多かれ少なかれあなたの罪に対するこの世の罪の罰を減らすことができる。 

7. 敬虔に聖なる御ミサにあずかることによりあなたは我等の主の聖なる人性に 最大の尊敬と表すことになる。

8. 主はあなたの過失と怠慢の多くを償い給う。

9. 主はあなたが告白しなかった小罪を赦される。
  あなたに対するサタンの力は軽減される。

10. あなたは煉獄の霊魂達に可能な最大の助けを与えることになる。

11. 生きている間に拝聴したひとつの御ミサはあなたの死後あなたのために拝聴された多くの御ミサよりあなたにとってより有益であろう。

12. あなたは、さもなければあなたに落ちかかったかも知れない危険や不幸から守られる。あなたの煉獄の期間は短縮される。

13. 各御ミサはあなたのために天国のより高い光栄を勝ちとる。

14. あなたは我等の主が天国において裁可される司祭の祝福を受ける。

15. あなたはこの敬愛すべき犠牲に尊敬に満ちたおそれをもってかしずいている天使の大軍の中でひざまづくことになる。

16. あなたはこの世の物事においても祝福される。
 
 永遠の世界において、我々は毎日聖なる御ミサにあずかったことが確かにその価値があったことを完全に悟るであろう。

司祭のために彼等がミサを聖なる愛と尊敬をもって捧げ得るように祈りなさい。

聖ボナヴェントーラは「誰でも聖母をないがしろにする人は彼の罪の中に滅び、断罪されるだろう。」と言った。


  
御聖体ほど偉大なものはひとつもない。
 この世のすべての善行をあわせても熱烈な御聖体拝領にくらべれば、
 ちりの小さなつぶをひじょうに大きなやまにくらべるのと同じである。

 人間がおこなうことのできるすべてのよいおこないを
 ぜんぶひとつにあわせてもミサ聖祭のと同じ値打ちにならない、
 なぜなら前者は人間のおこないであって
 後者は神のみわざだからである。
 

                  聖ヨハネ・マリア・ヴィアンネー司祭の言葉


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御聖体拝領


 われわれが御聖体拝領する毎に、われわれの小罪は赦される。

 キリストは聖大ガートルードに、一人の人が御聖体を頂く毎に天国、地上、および煉獄の中のすべての存在に何か良いことが起こることを啓示された。

 アルスの主任司祭は、ふさわしく行われた御聖体拝領は貧者に与えられた20,000NFF以上の価値があると言った。

 われわれが御聖体を拝領する毎に、われわれの天国における位置は永久に高められ、われわれの煉獄への滞在は短縮される。


 われわれは一日も御聖体拝領をせずに過ごすべきではない!



霊的御聖体拝領



 ふさわしく行われた霊的御聖体拝領の価値は莫大である。われわれはそれをしばしば行い得るし、また行うべきである。

 単純にイエズス様について考え、彼がいかに深くわれわれを愛して下さっているか、またわれわれがいかに深く彼を愛しているかを考えなさい。それから、われわれの祝された御母に、彼女の神なる御子にわれわれの心の中においで下さるように願って頂きなさい。われわれは、これらの御聖体拝領を、われわれの特殊な意向に注意しつつ、マリア様の御悲しみに充ちた汚れなき御心の意向のために捧げることができる!

 御聖体拝領後、われわれは次のように祈るべきであるとわれらの主は言われた。
「イエズスの至聖なる聖心よ、全世界が御身への愛に燃えんことを!」
              (フランスのガブリエレ・ボッジスへの啓示)



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われらの救い主イエズス・キリストのある真正の手紙






 われらの主イエズスが彼のカルヴァリオへの路上で流された御血の滴を聖とすること。




 われらの主イエズス・キリストのエルサレムにおける聖墓所の中で発見され、教皇聖下、キリスト教を信じる王や女王によって銀の箱に保存された演説の手紙の写し。


 ハンガリーの女王聖エリザベトは、聖マチルダ及び聖ビルジタと共に、イエズス・キリストの御受難について何かを知ることを望んで熱心な特別の祈りを捧げた。それに対し、われらの主イエズス・キリストは彼等に御出現になり、次のようにおおせられた。


 私はあなた方を改心させるために天国から地上に降った。


 昔は人々は敬けんで、彼等の収穫は豊かであったが、現在はそれに反して収穫は乏しい。


 もしあなた方が豊かな収穫を刈り取りたいのであれば日曜日に働いてはならない、なぜなら日曜日には教会へ行き、神にあなたがたの罪を赦して下さるように祈らねばならないから。
 神はあなた方に労働のための6日と休息、信心、貧者達への救済の提供、教会への援助のための1日をお与えになったのである。


 私の宗教に反対して口論し、この聖なる手紙に中傷を投げつける人々は私に捨てられるであろう。


 それと反対に、この手紙の写しを身につけて持ち運ぶ人々は溺死や突然の死を受けないであろう。彼等はすべての伝染病と雷から自由であろう。彼等は罪の告解なくして死ぬことはないであろう。また彼等の敵、不正な政府、彼等のすべての中傷者や偽証人達から自由であろう。


 出産に際し危険状態にある婦人達は、この演説を彼等の身辺に保存することにより、直ちに困難を征服できるであろう。
 この演説が保存されている家ではいかなる災難も決して起こらないであろう。そしてこの演説を身の周りに持っている人には死の40日前に聖母がお現れになるであろう。聖グレゴリウスはそういわれた。



 私が落とした血の滴に光栄を帰するため、3年間毎日、2回宛の主祷文と栄唱と天使祝詞を唱えるすべての篤信者達に、私は次の5つの恵みを与える。

第1. あなたの罪の全免償と赦免。

第2. あなたは煉獄の苦しみから自由であろう。

第3. もしあなたが前記の3年間を完了せずに死んでも、あなたにとってはそれを完了したのと同じであろう。

第4. あなたの死の際、あなたはあたかも聖なる信仰のために、あなたのすべての血を流し尽くしたのと同じであろう。

第5. 私は天国からあなた及びあなたの第4代までの親族の霊魂を連れに降って来るであろう。


 次のことを知らしめよ。わたしを取り囲んだ武装兵士の数は150人であった。私が縛られた時私を引きずって行った者は23人であった。裁判の死刑執行人は83人であった。私の頭に受けた打撃は150回、腹には108回、肩を蹴られた回数は80回。私は髪をひもで縛られ、24回引きずって行かれた。顔に受けた唾は180回。私は体に6666回。頭に110回のむち打ちを受けた。私は荒々しく突かれ、また12時には毛髪で吊り下げられた。いばらで刺され、ひげを23回引っ張られた。頭には20箇所の傷を受けた。いばらのとげは72個、とげによる頭の刺傷は110個、額の上に致命的なとげが3個。その後私はむち打たれ、嘲弄の王衣を着せられ、体に1000個の傷を受けた。わたしをカルワリオに引き立てて行った兵士は608人、私を見張っていた者は3人、私を嘲弄した者は1008人、私が落とした血の滴は28,430滴であった。


 Benedetta D A S. S., Pope Leo XIII, In Roma 5 Aprile 1890.


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プラハの幼子への祈り

 ああ慈悲深き幼子イエズス!われは病める者への御身の奇蹟的御業を知れり・・・・・・・かつて与え給いし数知れぬ御恵みと治癒を思い給いて・・・・・・・御身の御幼年、ことにプラハの御像における御幼年への賛美によりて・・・・・・・われ最大の信頼もて叫び奉る、ああ至愛なる・・・・・・・幼きイエズス、御身もし望み給わばわれを癒し給うを得べし!御身の聖なる御手を伸べ、御力によりてあらゆる苦痛と病を取り去り給え。




 あなたが私を崇拝すればする程、益々私はあなたを祝福するであろう。!
「あなた自身を私の関心事で満たしなさい、そうすれば私は私自身をあなたの関心事で満たすであろう。」
                 われらの主からアヴィラの聖テレジアへ。





プラハの幼子への信心の歴史

 幼きイエズスへの信心はキリスト教そのものと同じ位古くからのものです。それはわれらの主の御降誕の偉大な神秘を常に生き生きとわれらの前に保ちます。

 神なる幼子への特別な信心が、17世紀の初めにボヘミアのプラハ市のカルメル会修道士達から始まりました。ロブコヴィッツの王女ポリセクニアは結婚の贈り物として彼女の母から前にスペインから持って来られた神なる幼子の立像を受け取っていました。

 彼女の夫の死後、王女は慈善の業に身を捧げ、特にプラハのカルメル修道士達を助けました。1628年、戦争による破壊のためカルメル修道院が貧困に陥った時、王女は彼女の貴重な立像をカルメル修道士達に与えて言われました。

 「私はあなた方がこの世で最も尊んでいるものを差し上げます。幼子イエズスを崇拝し、尊敬しなさい、そうすればあなた方は決して欠乏に陥らないでしょう。」 


 彼女の贈り物はカルメル会の小礼拝堂に置かれました。王女の言葉は予言的であったことが立証されました。というのは、カルメル会士達がプラハの神なる幼子への信心を続けている限り、彼等にとって一切が繁栄したからです。後に、カルメル会士達はその都市から逃れねばならなくなり、戦いの混乱の中で彼等は奇蹟の立像を携えて行くことができませんでした。侵略者達は、それをつかんでがらくたの山の中に投げ込みました。1635年にプラハに平和がかえり、カルメル会士達は帰還しました。

 彼等のうちの一人で、前にプラハの幼子への信心により大きな精神的助けを頂いていたキリル神父は立像を探し、それをがらくたの中から見つけました。狂喜して彼はその立像を再び小礼拝堂に安置しました。

 キリル神父がある日立像の前で祈りに没頭していた時、彼は一つの声が次のように言うのを聞きました。
 「私を慈しみなさい、そうすれば私はあなたを慈しむであろう。私の両手を私に返しなさい、そうすれば私はあなたに平和を与えよう。あなたが私を崇拝すればする程、益々私はあなたを祝福するであろう。」

 これらの言葉に仰天してキリル神父は立像を調べ、それを覆っていたマントを側方に開いて、立像の両手が折れてなくなっているのを発見しました。両手は神なる幼子の患者の一人の寛大さによって修復され、再び平和と繁栄がカルメル会士達に帰って来ました。

 神なる幼子への信心はカルメル会士達によって常に実行されていました。なぜなら、彼等の母マリアによってこの神なる幼子はこの世に来られたからです。イエズスの聖テレジアは神なる幼子に対し特別な信心を実行しました。小さき花のテレジアもまた、神なる幼子の最も熱烈な崇拝者でした。



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ミサと聖体拝領後の祈り



 仁慈にしていとも甘美なるイエズス、われ御前にひざまづきひれふし奉る。預言者ダヴィドが主につきて、「かれらはわが手わが足を貫き、わが骨をことごとく算えたり」(詩編21章17節〜18節)といいし御有様を、今目前に見奉りつつ、心の大いなる愛情と苦痛とをもって、主の五つの御傷をひたすら眺め、かつ心にて思いめぐらし奉る。信望愛の烈しき感情と、わが罪のまことの痛悔と、これを改むる最も固き決心とを、わが心にしみ徹らせ給わんことをひとえに願い奉る。

天に在す、めでたし、栄唱を教皇の意向のために祈る。

聖体拝領後に唱えれば全免償      (S. Paen.  Ap.,2 Feb.  1934)





アニマ・クリスティ (キリストに向かう祈り)

 願わくはキリストの御魂われを聖ならしめ、キリストの御体われを救い、キリストの御血われを酔わしめ、キリストの御脇腹より滴りし水われを潔め、キリストの御受難われを強めんことを。
 慈愛深きキリスト、わが願いを聴き容れ、御傷のうちにわれを隠し給え。
 主を離るるを許し給わず、悪魔のわなよりわれを護り給え。臨終の時にわれを招き、主の御許にいたらしめ、諸聖人と共に、世々に主を賛美するを得しめ給え。アーメン。


 300日の免償。聖体拝領後に唱えれば7年の免償。 聖イグナチオ・ロヨラ



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われらの主イエズス・キリストの聖なる御傷の
ロザリオまたは御憐れみのチャプレット


ロザリオの珠で祈ることができる。



 大珠で:永遠の御父よ、われ御身にわれらの主イエズス・キリストの御傷を捧げ奉る。ー
われらの傷のいやしのために。

                  (毎回300日の免償)

 小珠で:わが主イエズスよ、御赦しと御憐れみを与え給え。ー 御身の聖なる御傷の御功徳によりて。

                  (毎回300日の免償)

 内赦聖省、1924年1月15日

 これら2つの呼祷は1907年3月21日、われらの主から故M。マルタ・シャンボン修道女に彼女のフランス・シャンベリー訪問の際与えられました。修道女はわれらの主から、彼女自身で絶えず聖なる御傷に呼びかけ、また世界にこの信心を復活させるという二重の「使命」与えられました。を


われらの主からマリー・マルタ修道女への御約束

 「私は私の聖なる傷への呼祷によって私に願われるすべてのものを与えるであろう。あなたはこの信心を広めねばならない。」




サタンの業を打ち負かすための祈り


 おお、神なる永遠の御父よ、御身の神なる御子と聖霊と共に、マリアの汚れなき御心を通して、御身の最大の敵なる悪霊共の力を破壊し給わんことを願い奉る。

 彼等を地獄の最も深き凹みに投げ入れ、永遠にそこに繋ぎ給え!
 御身が創り給い、正当に御身のものなる御身の王国を所有し給え。
 天上の御父よ、イエズスの至聖なる聖心とマリアの汚れなき御心の治世をわれらに与え給え。
 われはこの祈りを、わが心臓の鼓動とわが呼吸のたびに、御身への純粋の愛から繰り返し奉る。
 アーメン。

  Imprimatur, March 1973, † Richard H. Ackerman, Bishop of Covington
  




        聖霊来たり給え                      イエズス、マリア、ヨゼフ



                               



        悲しみの聖母                         この人を見よ


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信心と祈り


 祈るための時間をとりなさい・・・・・・・
     それは地上の最大の力です!


 祈るときは・・・・・・・
     あなたが考えていることを唱え、あなたが唱えていることを考えなさい。




「絶えず祈りなさい」

イエズスの祈り

「主イエズス・キリスト、われらを憐れみ給え。」
(毎日600回唱えなさい)


「神は世界を支配し給う、しかし祈りは神を支配する。」



† 聖父と聖子と聖霊との御名によりて。アーメン。

聖霊来たり給え、信者の心に充ち給え。
主の愛熱の火をわれらに燃えしめ給え。


先唱 主よ聖霊をつかわし給え、しかしてよろずのものは創られん。
答唱 地の面は新たにならん。



祈願


聖霊の光をもって信者の心を照らし給いし天主、同じく聖霊をもってわれらに正しき事を悟らしめ、その御慰めによりて常に喜ぶを得しめ給え。
われらの主キリストによりて願い奉る。 アーメン。

 5年の免償。1ヶ月間毎日唱えるならば普通の条件下で全免償。
                  Enchiridion Indulgentium, 287



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毎日起床の際:
聖霊に栄唱を7回祈りなさい。



信仰のチャプレット



ロザリオを各連毎に次のように祈る。

大珠で: 使徒信経  1回

10個の小珠で: イエズス、マリア、われ御身を愛し奉る、
           霊魂達を救い給え、聖職者達を救い給え。

終わりに、5回: 元后、あわれみ深き御母・・・・・・・。




 聖母マリアから聖ドミニコへの御言葉。
「いつかある日、ロザリオとスカプラリオによって私は世界を救うでしょう。」

 1251年7月16日、聖母マリアから聖シモン・ストックに与えられた御約束。
「誰でもこれ(スカプラリオ)を身に着けて死ぬ人は永遠の火を受けないでしょう。」

 前記の聖母マリアが聖シモン・ストックに与えられた御約束により、あなたのスカプラリオはあなたにとって深い意味を持つことになります。
 それは聖母御自身によって天国から与えられた貴重な贈り物なのです。
「信心深く忍耐深くそれを身に着けなさい」と彼女はすべての霊魂に言われます、「それは私の衣服です。それを着けていることはあなたが絶えず私のことを考え、また私もいつもあなたのことを考え、あなたが永遠の生命を確保するようあなたを助けることを意味します。」
 なお、悪魔共は、十字架の聖ヨハネの兄弟イエペスのフランシスに、3つのものが特に彼らを苦しめることを告白しました。第1はイエズスの御名、第2はマリアの御名、そして第3はカルメル山の聖母の茶色のスカプラリオです。
 彼らは叫んだ、「その衣服を外せ、それは我々からそれと同じ数の霊魂を奪い去る。それを着けているすべての者は敬虔に死に、我々から逃れる」と。




聖シモン・ストックの祈り

 カルメルの花として知られる次の祈りは7世紀の間、聖母への祈りと呼ばれ、彼女の力ある助けがこれにより得られなかった例は一つも知られていません。


祈り


ああ美わしきカルメルの花、いと実り多きぶどうの木、天国に輝き、聖にして類いなく、神の御子を地上にもたらし、今も常に清純なる処女に在す御者、この必要にあたり、それを助け給え。
ああ海の星、われを助け、守り給え!
御身わが母なるをわれに示し給え。


 ああ原罪なくしてやどり給いし聖マリア、
 御身に依り頼み奉るわれらのために祈り給え。

母にしてカルメルの誉れなる者、われらのために祈り給え!
処女にしてカルメルの花なる者、われらのために祈り給え!
すべてスカプラリオを着ける者の保護者、われらのために祈り給え!
すべてスカプラリオを着けて死ぬ者の希望、われらのために祈り給え!
聖心の友聖ヨゼフ、われらのために祈り給え!
マリアの純潔なる配偶者聖ヨゼフ、われらのために祈り給え!
われらの保護者聖ヨゼフ、われらのために祈り給え!
ああマリアの甘美なる御心、われらの救いとなり給え!



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ロザリオを祈るキリスト教徒への聖母の15の御約束




1.ロザリオの祈りによって忠実に私に仕える人は誰でも素晴らしい恵みを受けるでしょう。

2.私はロザリオを祈るすべての人々に私の特別な保護と最大の恵みを約束します。

3.ロザリオは地獄に対する力強い武器となりましょう。それは悪習を破壊し、罪を減らし、異端を打ち負かすでしょう。

4.それは徳と善行の花を開かせ、神の豊かな御憐れみを霊魂にもたらすでしょう。それは人々の心を世俗とその虚栄から引き離し、永遠のものへの熱望に向かって高めるでしょう。おお、それらの霊魂はこの方法により自らを聖化するでしょう。

5.ロザリオの祈りによって自分を私に推薦する霊魂は滅びないでしょう。

6.誰でも、ロザリオを献身的に祈り、その聖なる玄義の黙想に没頭する人は決して不幸に打ち負かされないでしょう。神が正義によって彼を懲らされることはないでしょう。彼は準備していなかった死によって滅びることはないでしょう。もし彼が正しければ、彼は神の恩寵の中に留まり、永遠の生命にふさわしい者となるでしょう。

7.誰でもロザリオに対する真の献身を持つ人は、教会の秘蹟を受けずに死ぬことはないでしょう。

8.ロザリオの祈りに忠実な人々は、彼らの生涯の間、また彼らの死の時に、神の光と彼の豊かな聖寵を受けるでしょう。死の瞬間に彼らは天国の諸聖人の功徳にあずかるでしょう。

9.私はロザリオに献身した人々を煉獄から解放するでしょう。

10. ロザリオの忠実な子供たちは、天国において高い光栄にふさわしくなるでしょう。

11. あなた方はロザリオの祈りによって私に願うすべてのものを得るでしょう。

12. 聖なるロザリオを広めるすべての人々は、彼らの必要の際私によって助けられるでしょう.

13. 私は、私の神なる聖子から、すべてのロザリオ唱道者達が、彼らの生涯と死の瞬間において、天国の全宮廷を代願者として持つという約束を得ました。

14. ロザリオを祈るすべての人々は私の息子、娘達であり、私の御独子イエズス・キリストの兄弟達です。

15. 私のロザリオへの献身は救霊予定の偉大なしるしです。


聖母マリア様から聖ドミニコと副者アランに与えられた御約束の啓示。

 
Imprimatur:    PATRICK J. HAYES, D.D. Archbishop of New York.





なぜ毎日ロザリオを祈るべきなのか?



 聖母は117個の称号をお持ちになります。彼女はファティマでこの称号をお選びになりました。すなわち:
「私はロザリオの聖母です」

 

 聖フランシス・ド・サールは最も素晴らしい祈りの方法はロザリオを祈ることだと言われました。

 聖トマス・アクイナスはイタリアのローマで天使祝詞のみに関して40日間続けて説教しました。

 司祭の保護者聖ヨハネ・アリア・ヴィアンネーは手にロザリオを持たずに姿を見せることは滅多にありませんでした。

 「ロザリオは悪魔を打つ鞭である」   教皇アドリアン6世

 「ロザリオは聖寵の宝である」     教皇パウロ5世

 聖痕を受けた司祭 聖パードレ・ピオは言った:
「ロザリオは武器である」 


 教皇レオ13世はロザリオについて9通の回勅を書いた。

 福者教皇ヨハネ23世は聖母とロザリオについて38回語った。
 彼は毎日15連を祈った。

 聖ルイ・マリー・グリニヨン・ド・モンフォールは書いた:
 「ロザリオは彼の母をこよなく愛するわれらの救い主イエズスの聖心を感動させるための最も強力な武器である。」



 もしあなたが神の御寵愛を得たいと望むならば。

 「54日間のロザリオのノヴェナを」祈りなさい。

 3回の9日間のロザリオのノヴェナを祈りなさい ー 嘆願の27日

 3回の9日間のロザリオのノヴェナを祈りなさい ー 感謝の27日

あなたは毎日1440分のうちの1%を神様にお献げしますか?
もしそうなら、毎日のロザリオを15分ー24時間の1%で祈りなさい。

もっと後になれば、3%を神様にお献げし、ロザリオの全15連すなわち、喜び、苦しみ、栄えの玄義を祈りなさい。



「何故、毎日ミサに行くべきなのか?」


「ミサは祈りの最も完全な形式である!」
(教皇パウロ6世)

 
 われわれが熱愛をもって拝聴する各ミサに対し、われらの主は臨終の時われわれを慰める聖人を一人ずつ送り給う。   (キリストの聖大ガートルートへの啓示。)

 聖痕を受けた司祭 聖パードレ・ピオは世界は太陽なしで存在する方がミサなしで存在するより容易であろうと言った。

 アルスの教区司祭 聖ヨハネ・マリア・ヴィアンネーは、もしわれわれがミサの価値を知れば、喜びのあまり死ぬであろうと言った。

 偉大な教会博士 聖アンセルムはある人自身のために存命中捧げられた唯一のミサは同じ意図で死後に捧げられる1000回のミサよりも価値があると宣言する。
ポート・モーリスの聖レオナルドも死の前の一回のミサは死後の多くのミサよりも有益であろうと言ってこの陳述を支持している。

 「聖なるミサはもし人々がそれを彼等の存命中に捧げるならば、死後彼等の霊魂の解放のために捧げてもらうよりも大なる利益があるであろう。」  (教皇ベネディクト15世)

 かつて、聖テレサは神の善良さに圧倒されて、われらの主に「私はどのようにあなたに感謝すればよいのでしょう?」と聞いた。主はそれに対し
「ミサに一回出席しなさい」と答えられた。

 祝された童貞マリアはかつて彼女の忠実な下僕アレインに対し次のようにお話しになった。
「私の子はミサの聖なる犠牲に参列する人々を、もし必要ならば彼等がミサを拝聴した回数だけ彼等のために御自身が死ぬことを望む程に愛されます。」
 
 (フランシスコ会 Martin de Cohem Feiere師による「ミサの聖なる犠牲の解説」)

「イエズス、マリア、ヨゼフ、われ御身を愛し奉る、よって霊魂を救い給え」






フランシスコ会の神父達が伝道事業において使った

短い十字架の道行


第1留  イエズス死刑の宣告を受け給う

 ああいとも柔和にして従順なるイエズス!われに試みの際の忍従を教え給え。


第2留  イエズス十字架を担い給う

 わがイエズスよ、この十字架を担うべきはわれにして御身にあらず。
わが罪御身を十字架につけたるなり。


第3留  イエズス初めて倒れ給う

 ああイエズス!この最初の御転倒によりてわれを大罪に陥らざらしめ給え。


第4留  イエズス聖母に会い給う

ああイエズス!いかにいとしき人の絆も、わが十字架の道を辿るを妨げざらんことを。


第5留  イエズス、シレネのシモンの助力を受け給う

シモン、渋々御身を助けたり、われ御身のためすべてを忍耐もて耐え忍ばんことを。


第6留  ヴェロニカ、イエズスの御顔をぬぐう

ああイエズス!御身は聖なる御面影をヴェロニカのヴェールに写し給えり。
わが心にもそを消えざらん如くしるし給え。


第7留  イエズス二度倒れ給う

愛するイエズス、御身の二度目の御転倒により、わが再び罪に陥らざるよう護り給え。


第8留  イエズス、エルサレムの婦人を慰め給う

わが最大の慰めは御身より「汝多く愛せし故に多くの罪をゆるされん」との御言葉を賜わることならん。


第9留  イエズス三度倒れ給う

ああイエズス!人生の長き旅路に疲れし時、御身がわが強さと忍耐となり給わんことを。


第10留 イエズス御衣をはがれ給う

わが魂は無罪の衣をはぎとられたり、愛するイエズス、われに改悛と痛悔の衣服を着せ給え。


第11留 イエズス十字架に釘づけられ給う

御身は御身の敵を赦し給いき。わが神よ、われに危害を赦し、そを忘るることを教え給え。


第12留 イエズス十字架の上に死し給う

わがイエズスよ、御身息絶えなんとす、されど御身の聖なる御心臓なお御身の罪深き子等への愛に脈打ち給う


第13留 イエズス十字架よりおろされ給う

ああ悲しみの御母よ、われを御腕の中に受け入れ給いて、われにわが罪の全き痛悔を得しめ給え。


第14留 ああイエズス、御聖体においてわれ御身をわが心に迎え奉る時、そを御身の敬愛すべき御体にふさわしき住居たらしめ給え。アーメン。


「イエズス、マリア、ヨゼフ、われ御身を愛し奉るよって霊魂を救い給え」



天国への4つの鍵

ミサ
ロザリオ
スカプラリオ
十字架の道行き



「イエズス、マリア、ヨゼフ、われ御身を愛し奉る、よって霊魂を救い給え」




エスタニスラオ兄弟 (1903−1927)

一人の若いスペイン人が18才でブゲドのキリスト教系学校の兄弟達の修道寮に入った。彼は規律、完全、純愛の誓いを立てた。1926年10月、彼は自分をマリアを通してイエズスに捧げた。この英雄的な奉献後間もなく、彼は病気になり、休養を余儀なくされた。彼は1927年3月聖なる死を遂げた。彼は、見習い僧達の寮長によれば、天からのメッセージを受けた特権を受けた霊魂であった。聴罪司祭達と神学者達はこれらの超自然的事実を認めた。彼の指導司祭は彼にわれらの主による十字架の道行の信心を行う人々への御約束をかきとめるように依頼した。

その約束は次の通りである

1.  私は十字架の道行を行う時私に信仰をもって願われるすべてのものを与えるであろう。

2.  私は十字架の道行を時おり祈るすべての人々に永遠の生命を約束する。

3.  私は彼等の生涯、いかなる場所にも彼等に伴い、彼等を助けるであろう。特に臨終の時にそうする。

4.  例え彼等が野の草の葉、海の砂粒より多くの罪を持つとしても、それらすべては十字架の道行によって消し去られるであろう。(注意:この約束はすべての大罪を告解する義務、しかもそれをわれわれが御聖体を拝領する前に行う義務を帳消しにするわけではない。

5.  十字架の道行をしばしば祈る人々は天国において或る特別な光栄を受けるであろう。

6.  私は彼等を煉獄から、もし仮に彼等が本当にそこへ行くことがあっても、彼等の死後最初の火曜日か金曜日に解放するであろう。

7.  十字架の道行の度毎に、私は彼等を祝福するであろう。そして私の祝福は地上ではすべての場所で彼等に伴い、また彼等の死後は天国で彼等に伴うであろう。

8.  私は臨終の時悪魔が彼等を誘惑するのを許さないであろう。彼等が静かに私の腕の中に休めるように私はすべての力を悪魔から取り上げてしまうであろう。

9.  もし彼等がそれを真実の愛をもって祈るならば、私は彼等一人一人をその中に私が私の恩寵を注ぐことを喜びとする生きた御聖体容器とするであろう。

10. 私は私の眼を十字架の道行をしばしば祈る人々の上に留めるであろう。私の手は常に彼等を守るために開かれているであろう。

11. 私が十字架に釘付けにされているように、また私は十字架の道行をして私を尊ぶ人々といつも共に居るであろう。

12. 彼等は決して私から彼等自身を引き離すことができないであろう。なぜなら私が彼等に決して再び大罪を犯さないための恩寵を与えるであろうから。

13. 臨終において私は彼等を私の現存によって慰め、われわれは共に天国へ行くであろう。私は生涯の間、十字架の道行を祈ることによって私を尊んだすべての人々にとって甘美なものであろう。

14. 私の魂は彼等を守る盾となり、彼等が求める時いつでも彼等を助けるであろう。

 
「イエズス、マリア、ヨゼフ、我御身を愛し奉る、よって霊魂を救い給え。







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